FLAGSのインタビュー企画「FLAGSな人たち」では、メンバー一人ひとりが掲げる「FLAG」と、その旗に向かうアクションを伺っています。

今回の「FLAGSな人たち」に登場いただくのは、KURIさん こと栗山祐一さんです。

KURIさんは、株式会社マルハンの東日本カンパニーで、人事部の人材開発領域を担当しています。パチンコ事業を中心とするホール事業の中で、社員の成長や組織づくりに関わる仕事をされています。
さらに副業では、ライフコーチとしても活動しています。

信念に従ってまっすぐ進んでいくKURIさんのインタビュー、ぜひご覧ください。

人の成長に携わることが好き

KURIさんを一言で言えば、「人の成長に携わることが好きな人」。
KURIさん自身も、そう自己紹介してくれました。

では、なぜ人の成長に関心を持つようになったのか。
これから、どこに進んでいくのか。

そこには、KURIさん自身の問いがありました。

「人は何のために生きているのか」
「本来持っている素質や資質を、どうすれば大事にできるのか」


企業の中で働いていると、自分がもともと持っていた良さや力を見失ってしまうことがあります。

KURIさんは、そうした人たちに対して、

「思い出してほしい」
「本来のパフォーマンスを取り戻してほしい」


という思いを持っているそうです。
その人が本来持っている可能性に光を当てること。
それが、KURIさんの活動の根っこにあります。

東日本大震災が、価値観を変えた

KURIさんが人材育成の道へ進む大きなきっかけになったのは、東日本大震災でした。

当時、KURIさんは30代前半。
パチンコ店のホールスタッフとして、接客や地域清掃などに取り組みながらも、

「このままでいいのかな」

という思いを抱えていたそうです。

そんな時に起きたのが、東日本大震災でした。
千葉で働いていたKURIさんは、水がなくなる状況や、家族を亡くした方々の姿に触れます。

その経験を通じて、自分にももっとできることがあるのではないかと考えるようになりました。

「自分ができることで、もっと貢献したい」

その問いから見えてきたのが、人材育成という領域でした。

誰かの成長を支えること。
その人が本来持っている力を引き出すこと。
それが、自分にとって最も貢献できる場所なのではないか。

そこから、KURIさんの今の道が始まっていきます。

業界で働く人の誇りを守りたい

KURIさんの話で印象的だったのは、コロナ禍の経験について語ってくれた場面です。

当時、パチンコ業界は大きな批判の対象になりました。
一部の店舗が営業を続けていたことで、業界全体が厳しい目で見られることもありました。
KURIさんの会社は休業していたそうですが、それでも「業界全体が悪い」と見られてしまう状況に、悔しさを感じたといいます。

仮に、業界には課題があったとしても、
そこで働く一人ひとりは、目の前のお客様や地域に向き合い、献身的に働いている。
だからこそ、そこで働く人たちには、自信と誇りを持っていてほしい。
そして、そういう業界だからこそ、人の力が大切になる。

KURIさんはそう考えています。

組織をつくるのは、結局は人です。
その人たちが、自分の仕事に誇りを持ち、人格者として成長していくこと。
KURIさんが人材開発に向き合う背景には、こうした思いもあります。

組織と個人、両方から人の可能性をひらく

KURIさんが掲げている旗は、大きく二つあります。

一つは、組織に対する旗。
もう一つは、個人に対する旗です。

組織に対しては、企業文化や風土をつくり、人がいきいきと働ける環境を整えていくこと。

その具体的な取り組みとして、栗山さんはいま「企業内大学」の構築に取り組んでいます。

KURIさんが所属する会社は、創業69周年。
その会社が100年企業へと続いていくために、次の世代へ残せる教育の軸をつくりたい。
それが、KURIさんの大きな挑戦です。

目指しているのは、2027年4月の立ち上げ。

ただし、いきなり完成形をつくるのではなく、若年層向けの次世代リーダーシッププログラムなど、段階を踏みながら少しずつ形にしていく予定だそうです。

「サグラダ・ファミリアとまではいかないにしても、徐々に徐々につくっていくイメージです」

そう語るKURIさんの言葉からは、長期的に組織の土台をつくっていこうとする覚悟が伝わってきました。

一方で、個人に対しては、ライフコーチとして一人ひとりと向き合っています。

その人が本来持っている良さや強みを、自分自身で見られるようになること。
原理原則に立ち返り、その人らしく生きるための土台を整えること。

組織と個人。
アプローチは違っても、KURIさんの思いは一つです。
人の可能性をひらくこと。
それが、KURIさんの旗なのだと感じました。

一人で進むより、仲間と進みたい

KURIさんは、これからのアクションについても話してくれました。

これまでライフコーチとしては、個人事業主のように一人で活動することが多かったそうです。
けれど最近、同じ志を持つ人たちと出会う中で、

「仲間と共に行きたい」

という思いが強くなっているといいます。

一人ひとりがプロとして旗を立てている。
そのうえで、必要な時に集まり、力を合わせる。
KURIさんはそれを「アベンジャーズみたいなチーム」と表現していました。

会社をつくる、組織をつくるというよりも、それぞれが自立したプロとしてつながり合う。
そんな関係性の中で、人の成長や可能性に関わる活動を広げていきたい。

FLAGSの中にも、コーチング、キャリア支援、人材育成、教育に関心を持つ人はたくさんいます。
KURIさんは、そうした仲間たちと話し、壁打ちをしながら、シナジーを生み出していきたいと話してくれました。

旗を立てた先に、仲間がいる

KURIさんの話を聞いていて感じたのは、旗は一人で抱え込むものではないということです。

企業内大学をつくるという大きな旗。
一人ひとりの可能性をひらくという旗。

それらは、KURIさん一人だけで完結するものではありません。

組織の中で人を巻き込みながら進める旗であり、FLAGSのような場で仲間とつながることで、さらに広がっていく旗です。

FLAGSは、旗を立てる場所です。

でも、それだけではありません。

立てた旗に向かって動き出し、同じ思いを持つ仲間と出会い、ときには協力し合いながら前に進んでいく場所でもあります。

KURIさんの旗は、まさにこれからFLAGSの中で大きくはためいていきそうです。

人の成長に関心がある人。
コーチングやキャリア支援に関わっている人。
組織づくりや企業内教育に興味がある人。

そんな方は、ぜひKURIさんに声をかけてみてください。

一人で進むより、仲間と進む方が、きっと遠くまで行ける。

KURIさんの挑戦は、そんなことを感じさせてくれるものでした。