FLAGSのインタビュー企画「FLAGSな人たち」では、メンバー一人ひとりが掲げる「FLAG」と、その旗に向かうアクションを伺っています。

今回のゲストは、ゆづる さんこと上原 謙さん。
私の中でゆづるさんといえば、とにかく”アフリカの人”というイメージです。

インタビューが始まると、まず目に飛び込んできたのは背景画像。
広大な景色の中をバイクが走り抜ける写真に、「NO AFRICA, NO FUTURE」の文字。

「もう、この画面だけでアフリカですね(笑)」

思わずそう言ってしまうほど、ゆづるさんらしさがあふれていました。

でも、ゆづるさんはもう一歩先を行っていました。
新たに掲げられたFLAGに迫ります。

■世界40か国以上を飛び回る仕事

ゆづるさんは重工メーカーに20年以上勤務し、海外向け発電所の建設に携わっています。
役所や発電会社との調整、世界中のメーカーとの打ち合わせなど、仕事の舞台はまさに世界。これまで訪れた国は40か国以上。

「会社から『ちょっと出張しすぎじゃないですか』って言われるくらいですね。」

と、さらっと笑いながら話していましたが、やっぱりゆづるさん、突き抜けています(笑)。

でも、その世界中での経験が、今の旗につながっていました。

■最初に掲げた旗は、「品質保証」の価値を変えること

ゆづるさんの最初の旗は、とても身近なところにありました。

それは、

「品質保証という仕事の価値を高めること」。

メーカーでは品質保証部門は「コスト部門」と見られることもあり、「金食い虫」とまで言われることがあるそうです。

でもゆづるさんは、

「じゃあ、お金を生み出せばいいんでしょ。」

そう考えました。

そのために経営を学ぼうとグロービスへ。

学んだことを社内に持ち帰り、勉強会を開き、人をつなぎ、品質保証という仕事の価値を少しずつ変えていこうとしています。

旗を掲げたら、まず動く。

そんなゆづるさんらしさが、この頃からもう表れていました。

■アフリカで出会った”違和感”

その後、人生の大きな転機になったのがアフリカでした。

長期出張で現地の家庭に滞在し、お母さんや子どもたちと過ごす中で、さまざまな社会課題を目にします。

当時は、「何かしたい」という想いだけが残ったそうです。

その想いが、数年後にグロービスで「志」を見つめ直したとき、再びよみがえります。

「あの時感じたことは、自分が本当に向き合いたいテーマだったんだ。」

そうして、ゆづるさんは新しい旗を掲げました。

それが、

「アフリカの社会課題に向き合うこと」。

今ではアフリカに特化したビジネスコンテストへ挑戦したり、仲間と研究チームをつくったりしながら、一歩ずつ前へ進んでいます。

私が知っていたのはここまで。
なので私の中のゆづるさんは”アフリカの人”でした。

でも、今回のインタビューで、ゆづるさんはさらに一歩も二歩も先に進んでいる事がわかりました。

■「尖った人」が集まると、世界は変わる

今回のお話の中で、私が一番印象に残った言葉があります。

「尖った人がたくさん集まれば、円になる。」

アフリカに挑む人。
品質保証を極める人。
教育を変えようとする人。
新しい事業を生み出す人。

みんな違う方向に尖っている。

でも、その人たちがつながれば、一人ではできなかったことができるようになる。

その先にあるのが、

「熱意ある人材をつなぎ、地球全体のバランスを整える。」

という、今のゆづるさんの旗です。
そうです。ゆづるさんの旗は、いつのまにかアフリカを超えて、地球全体に及んでいました。

■旗に向かって、一歩ずつアクションを積み重ねる。

ゆづるさんの新たな旗。
それはひときわ壮大な旗に見えますが、ゆづるさんは一歩一歩、実直に旗に向かって進んでいます。

勉強会を開く。
人を紹介する。
ビジネスコンテストに挑戦する。
イベントを企画する。

インタビューの最後には、「FLAGSでアフリカのグループを作っても面白いですよね」という話でも盛り上がりました。

壁打ち会でアイデアを磨くのもいい。
世界について語り合う場を作るのもいい。
一緒にアフリカへ行く仲間を集めるのだって、きっとFLAGSならできるはず。

FLAGSは、旗を掲げる場所であると同時に、その旗を応援し、一緒に形にしていく場所でもあります。

この記事を読んで、「アフリカの話をもっと聞いてみたい」「何か一緒にできそう」と感じた方は、ぜひゆづるさんに声をかけてみてください。

その一歩が、新しいアクションにつながるかもしれません。